'9?年??月??日   猿岩石

 リード文

   週に6日は東京暮らし おまけに本番前
   というより先週、本番が終わってから、みんなでお好み焼きを食べに行ったけど、
   ほとんど店の外に出て、携帯で誰かと話し込んでいた僕たちよゐこは
   本当にたくさんの芸能人に会います。そのときの様子を
   お弁当に入っていたステーキに、間違えてとんかつソースをかけていたマヌケさでお話しします。


 濱口

   この前、また猿岩石に会った。
   猿岩石とは、いろいろな番組でよく会うので、慣れた感じであいさつをした。
   前はあいさつだけで、あまり何も話さなかったが、
   何と、猿岩石の森脇くんから、有野に話しかけてきた。
   「おはようございます。何やってんすか」森脇くんが言った。
   すると有野は、「うるさい、向こう行け!」と言った。
   気さくなオーラを振りまく森脇くんが、一気にへこんでいくのが分かった。
   有吉くんは、遠くの方でその様子を見守っていた。
   その有吉くんに、有野はなぜか目を見開き、にらんでいた。
   そんな有野を見て有吉くんは、
   「何で僕をそんな目で見るんすか」と笑っていた。
   その後、収録の合間に、森脇くんがまた有野に話しかけた。
   「先輩、仕事のことだけじゃなく、プライベートも何か教えてくださいよ」
   そんなかわいいことを言う森脇くんに有野は、
   「うるさい、向こう行け!」とだけ言った。
   おわり

 有野

   今日、また猿岩石に会った。
   スターの僕はタクシーでテレビ局に着くと、
   猿岩石はちょうど取材か何かで写真を撮っていた。
   その猿岩石に僕は微笑んで見ていると、
   向こうも僕に気づいたらしく、微笑み返してきた。
   僕が車を降りると、向こうも取材が終わったらしく、僕の方へ慕って寄ってきた。
   「おはようございます兄さん、こっちです」
   と、猿岩石は僕を楽屋へエスコートしてくれた。
   僕は、他にもスタッフがいたので、兄さんぷりを発揮して、
   「おおきに、おおきに。これでジュースでも飲み」と言って、森脇くんに200円渡した。
   それで猿岩石は二人揃って笑っていた。スタッフも笑ってた。
   それで終わりで楽屋に入った。
   僕は小道具の一つとして200円を渡しただけやのに、
   森脇くんは200円返してくれへんかった。
   普通の芸人さんやったら返してくるはずやのに、返してくれへんかった200円。
   向こうが人気あるのに返してくれへんかった200円。
   向こうの方がCD2枚も出してんのに返してくれへんかった200円。
   向こうの方がスタッフ受けもいいのに返してくれへんかった。
   そんなこんなで森脇くんに対しての「うるさい、向こう行け!」だった。
   結局、仕事が終わっても返してくれへんかった200円
   あいつの方がテレビようけい出てるくせに返せよ、と思った。
   おわり