'98年 1月16日   雨上がり決死隊
 リード文

   週に6日は東京暮らし おまけに本番前
   オープニングトークで強がり言ってヤン木の電話でスベッたことを笑いにしていたけど
   実はメチャクチャ本気でへこんでいた僕たちよゐこは
   本当にたくさんの芸能人に会います。そのときの様子を
   「あんなぁ、芸人は1日単位で生きてんねんぞ」とかっこつけていた醜い性格でお話しします。


 濱口

   この前、南原さんが司会を務める格闘バラエティ「リングの魂」に出演した。
   そこで久しぶりに雨上がり決死隊に会った。
   雨上がりさん、ロケの現場が分からず、雪の中2人で地図見ながらキョロキョロしてた。
   僕はそれをタクシーの中で見てた。
   現場に着いてから、雨上がりのつっこみ蛍原さんが
   「せっかくタクシー乗ってきたのに、めっちゃ歩きまくった、損したわ」と、ケツの穴の小さいことを愚痴ってた。
   その後、雨上がりのボケ宮迫さんが、ギクシャクした歩き方をしていた。
   「どうしたんすか」と聞くと、「あかんわぁ、何かからだ重いねん」と言った。
   「緊張してんすか」と言うと、「アホか、何年この世界やってると思ってんねん。ただの筋肉痛じゃ」と言った。
   ふと蛍原さんの方を見ると、
   「あかんわ〜、緊張するわ〜」と言っていた。
   おわり

 有野

   今日、雨上がり決死隊さんに会った。
   僕の対戦相手は、芸歴で言うと2年先輩の雨上がりの人間のちっこい方蛍原さんやった。
   最初のマイクパフォーマンスの時、5年くらい前に大阪で一緒にナンパした話をしはった。
   けど、僕は全然覚えてなかったので、「しょうもない話すんな」て言うたった。
   「雨上がりは宮迫さんでもってる」言うたった。「宮迫さん1人やったら、めっちゃ売れてるはずや」言うたった。
   これくらい言うたら言い返してくれるかと思ったら、蛍原さん、黙って後ろ向きはった。
   2回戦、僕が立ってるところに、自転車のチューブで引っ張られている蛍原さんが殴りかかってくるというゲームだった。
   みんなはおもしろくチューブにすっ飛ばされたりとかしてたけど、
   蛍原さんの番が来て、僕が相手役で立った。どうにもこうにも盛り上がれへんかった。
   相方の宮迫さんにまで「おもろいくらい何も起こらんかったな」言われてはった。
   「相方がそんなん言うな」て言うんかと思ったら、蛍原さん、やっぱり黙って後ろ向きはった。
   本番が終わって、僕も蛍原さんのことあんまりおもろないって言い過ぎたと思って、謝りに行った。
   「すんません、何か嫌なことばっかり言うて」
   「え?そんなん言うた?何や分からんかったわ」て笑いながら言うてくれた。
   何や天然で気付いてへんのか、よかったと思ったら、黙って後ろ向きはった。
   おわり