'97年 8月15日   関根勤
 リード文

   週に6日は東京暮らし おまけに本番前
   MBSに着くなり、自分の出ていないウリナリを淋しそうに見ていたかと思うと、
   突然ニタニタ笑いだし、その次には
   「ここまでは楽なんやけどなぁ、本気になるとしんどいねん」と辛口の言葉をたたいていた
   精神的に全く安定していない僕たちよゐこは
   本当にたくさんの芸能人に会います。そのときの様子を
   いつものように9時41分から9時48分まで大きい方をきばった後、
   今どき誰も持たないような「たまごっち」のパチもんの「いぬっち」に
   うれしそうにエサをやっていた、流行遅れの人生でお話しします。


 濱口

   この前、カンコンキンシアター・クドイを見に行って、関根勤さんに会った。
   関根さんは、僕らよゐこを見る度に「ハイハイハイハイスベリましたよ」と、
   ウリナリでやっていたギャグを嬉しそうに僕らにやってきはるのだ。
   そのたび、僕らはどうすればいいのか分からず、「ハハハハハ」と苦笑いをしてしまうのだ。
   それでも関根さんは、よゐこに会う度このギャグをやってきはる。
   よっぽど気に入ってくれてるのだと思っていたが、
   この前の楽屋前での会話で、違うことが分かった。
   「あっよゐこだ、ハイハイハイハイスベリましたよ。ねぇ、いいねぇ、あれねぇ。
    久しぶりだねぇ、よゐこねぇ、ハイハイハイハイスベリましたよ、ねぇ、じゃあ」
   要するに、よゐことしゃべることはそれしかなかったのだ。
   おわり

 有野

   今日、関根勤さんに会った。
   関根さんは、久しぶりに会ったけど、
   話すことがなくて「ハイハイハイハイスベリましたよ」と言ったのではないと思う。
   僕らがこれを使うのはスベッた時に使うものだ。うけた時に使っても効果ない。
   ということは、関根さんが僕らに向けて言ったのは、
   まさか入り口にあったキャイーンに贈った花についていた看板に、
   「キャイーン様へ よゐこより」となっているはずが、
   「キュイーンへ」となっていたからだろうか。
   けどそれはそういうのを狙ったわけじゃなくて、花屋さんが間違えただけなのに、
   それを見たから「ハイハイハイハイスベリましたよ」と言ったのだろうか。
   それとも、加藤紀子さんと客席で会ったけど、どうにもこうにも話が盛り上がらなかったのを見てから、
   「ハイハイハイハイスベリましたよ」と言ったのだろうか。
   それとも、笑っていいとものスタッフに会ったけど、
   何でか分かんないけど、どうにもこうにもギクシャクしていたからだろうか。
   どこを見て関根さんはそういうことを言うのか、わけが分からない。
   そんなことを思いながら、手に持っていた、劇場に来る前にもらった差し入れの、
   テレクラのティッシュと、風俗のチラシと、ランジェリーパブの割引チケットをウドくんにあげた。
   おわり