'97年 2月13日   にしきのあきら

 リード文

   週に6日は東京暮らし おまけに本番前
   今週も、10時8分、10時28分、11時4分と3回に渡り携帯電話が鳴り、
   その都度誰もいないところに行っては、
   「ほんでどうやった?あ、そう。すごいなぁ。うん、僕も」とヒソヒソ話していた僕たちよゐこは
   本当にたくさんの芸能人に会います。そのときの様子を
   松竹芸能に届いたチョコは、濱口1コ、有野3コ、と完全に負けていた人生でお話しします。


 濱口

   この前、めちゃイケの日本新記録のコーナーで、スター・にしきのに会った。
   スター・にしきのは、白のスーツを着てスタジオ入りしてきた。
   さすがスター・にしきの、白のスーツにサングラスが似合う似合う。
   一瞬、本物かと思う程似合っていた。
   そんなスター・にしきのは、セットで頭を打っていた。しかも2回も。
   2回目打った時点でスター・にしきののこと、ちょっと天然かなと思った。
   しかし、やはりスター・にしきのはスターである。
   コーナーの競技に何度も失敗するスター・にしきの。
   さすがスター、成功するまで続けるのである。
   何が彼をここまで動かすのだろう。たかがバラエティーの1コーナーである。
   彼のパワーの源を、彼自身が口にするときが来た。
   「にしきのさん、何でそんなにがんばるんですか?」
   スター・にしきのが言った。
   「だってオレががんばらないと、子供イジメられるだろ」
   スター・にしきの、天然である。
   おわり

 有野

   今日、スターのにしきのあきらに会った。
   何か天然ぽいと言われてるけど、僕は思うに、名前が全部ひらがなだからアホっぽいのだと思う。
   小っちゃい子からお年寄りまで分かってもらえるのはいいけど、40過ぎのオッサンが名乗るには、天然でアホっぽい。
   けどそんなにしきのさんだが、ことスポーツに関しては、かなりのセメントマッチの人だ。真剣勝負でいく。
   バラエティーの番組にもかかわらず、一応はみんな真剣に競技に挑んではいるけれど、
   落ちる様がどうにもわざとらしいようで、かなりの鼻息で怒ってはった。
   そんだけ怒ってるにしきのさんだから、自分の出番の時はさぞかしちゃんとやってくれるものだろう、
   と思っていたら、予想以上にちゃんとやってくれた。
   失敗すると氷水に落ちるというセットになっていたにも関わらず、
   落ちても落ちても「もう1回やらしてくれ!もう1回やらしてくれ!」だ。
   挙げ句の果てに、「だってここでオレができないと、息子イジメられんだよ!」だ。結構天然だ。
   「これ氷水ですよ、寒くないんですか?」 「こんなの気の持ちようなんだよ」 「あ、そうすか」
   そう言ってるスター・にしきのの唇は紫色でガチガチ震えてた。
   この辺やっぱり、がんばり屋の天然や。
   おわり