'96年12月26日   草なぎ剛

 リード文

   週に6日は東京暮らし おまけに本番前
   今日は入り時間が遅く、あんまり余裕がなかったのか、
   周りの会話に全く反応せず、有野がエロ話を始めても、
   構成の鹿児島さんが、
   「広末涼子とワシの嫁やったら、嫁の方がキュートやなぁ。正月はアツアツでサイパンや」
   とのろけ話を始めても、一人黙々と鼻クソをほじっていた僕たちよゐこは
   本当にたくさんの芸能人に会います。そのときの様子を
   ウォークマンを買って、みんなに見えるように付けていたのに、誰にもつっこまれなかったので、
   自分から発表していた口でお話しします。


 濱口

   昨日、いいとも特大号で草なぎ剛くんことクサツヨに会った。
   クサツヨとは、何回か会ったことがあるが、会話らしい会話をしたことがなかった。
   僕が自分の楽屋でソファーに足を組んで座っていると、
   クサツヨが「おはようございます」と、楽屋の前を通りすぎていった。
   かと思うと戻ってきた。僕の履いている靴に吸い込まれるように近づいてきた。
   そして、「これ、レッドウィングのブーツですよねぇ」と言って靴をジロジロ見た後、
   「僕も同じの履いてるんですよ。ということでよろしく」と言って楽屋を出て行った。
   何だったんだろうと思っていながらリハーサルをしていると、
   いろんな出演者のGパンを見ながら、ゴチャゴチャ言っていた。
   そして、自分の履いているジーンズが、レプリカで7万円もするジーンズだと言っていた。
   みんな驚いて感心していた。
   そして本番、クサツヨにもう一度ジーンズの値段を聞くと、40万円と言っていた。
   クサツヨ曰く、「やっぱ本番はレプリカじゃダメでしょ」ということだった。
   おわり

 有野

   今日、SMAPの草なぎ剛くんに会った。
   ジーンズは大好きだが、ベストジーニストにはなれない人だけあって、
   人のジーンズにはよく口を出すこと出すこと。
   一目見ただけで、僕のジーンズがドニームというやつで、1万3000円ぐらいだとか、
   「タレントさんとかだったら、衣装で着たりとかしたら半額で買い取りできますよ」とか、
   じゃあ僕のズボンは6000円というズバリな回答が帰ってきて恥ずかしかった。
   濱口のは5000円ぐらいの普通の古着だということ。
   何のジーンズに対しても即答できるすごさがあるクサツヨだったが、
   どうしても分からないジーンズがあった。関根さんのジーンズだ。
   「このジーンズは分かんないっすねぇ。何か久しぶりに見たスリムの形だけど、
    色も何かインディゴじゃないし、ただのブルーだし。どこのジーンズですか?」
   と散々言った後、関根さんは答えにくそうに、
   「これはヨットのメーカー…だからねぇ…」
   するとクサツヨは、「アメリカですか」
   「いやこれは〜…マレーシアだったかなぁ…」
   「あ〜、バッタもんですね」
   「いや、これは…ヨットのメーカーとしては本物…なんだけどねぇ…」
   僕ら、何も口出されへんかった。
   おわり