'96年10月31日   和田アキ子

 リード文

   週に6日は東京暮らし おまけに本番前
   まるでエリートサラリーマンがデスクの書類に目を通すように、
   山積みのなったエロ本を見て、「これは見た」「おっ、これはええやんけ」
   と、変な帽子をかぶって格好をつけていた僕たちよゐこは
   本当にたくさんの芸能人に会います。そのときの様子を
   誰も聞いていないのに、「ようやく靴が足にフィットしてきた」と、3万以上もするこれまた変な靴を眺め、
   「うんこしたいけど時間がない」とぼやいていた口でお話しします。


 濱口

   この前、「芸能界のドン」と言われるお人、超大物・和田アキ子さんに会った。
   初めて会うので、当然ご挨拶に向かった。
   ちょうど和田アキ子さんは、廊下で写真撮影をしていた。そこに僕らは挨拶に行った。
   テレビなどで「デカいデカい」と言われいるけど、実際はそんなにデカないやろうと思っていたが、
   なかなかどうして、マジでデカかった。何がデカいって、体の大きさや顔はさることながら、その毛穴の大きいことよ。
   余裕でゴルフボールがカップインするぐらいあった。
   そんなことに気をとられていて、挨拶のタイミングが少し狂った。
   「えっ、何?」とまどっている和田さんに、「おはようございます、松竹芸能のよゐこです。よろしくお願いします」
   そんな僕らの挨拶に和田さんは、ニッコリ微笑んで「よゐこって言うんだ、ご丁寧にどうも」と挨拶してくれた。
   和田さんは、毛穴もデカいが、人柄もデカい人だった。
   おわり

 有野

   今日、和田アキ子さんに会った。
   見た目は僕からすればそれ程デカくなかったけど、女性からすればすごくデカい方だ。
   けど、見た目よりもデカいのが懐の深さだ。
   和田さんは、すべての話題を自分の所へ持ってくる嫌らしいタイプの芸人志望、
   かと思っていたら、そんなことは全然なかった。
   何より驚いたのは、TOKIOと和田さんは同じチームでゲームをしてたのだけど、
   TOKIOの国分くんが「DJという言葉を知らない」と言うと、「ウソやろ!」というぐらいどうしようもないことを言うと、
   横にいた城島くんが、「だからDJっていうのは“団十郎”のことだって」と、もっとどうしようもないことを話した。
   すると和田さんは、「そんなことより、何で男っぽいタレントでウチの名前言うたんや!」
   スタジオ爆笑。ナイスフォロー、和田さん。これでTOKIOがスベったことは誰も知らない。
   そんな風に、どうしようもないことを何度も言うTOKIOに対して、それをフォローし続ける和田さん。
   終いにはどうしようもないTOKIO以上に、どうしようもない話をしてしまう時もあった。
   けどそれは、見ている人にとっては、和田さんがスベったのであって、誰もTOKIOがスベったとは見ていない。
   大物歌手の和田さんがスベったと誰もが見ている。
   関西出身だからしょうがないとしても、城島くんのあのどうしようもないあのボケにフォローしてくれる人が何人いるだろう。
   それ以上に、あの城島くんのどうしようもない凍てつくようなコメントをしていることに気づいている人が、
   僕以外にこの世の中に何人いるだろうと思った。
   おわり