'96年 3月20日   加賀まりこ

 リード文

   週に6日は東京暮らし おまけに本番前
   楽屋に来たかと思うと、「いやぁ〜、神が与えてくれた天使が、オカマバーでねぇ」と、
   何の話か分からないことを嬉しそうに話した後、
   「25日はタグソとメシかぁ」と、スケジュール帳を開けたらな〜んにも書いてなかった僕たちよゐこは
   本当にたくさんの芸能人に会います。そのときの様子を
   最近ファンからの差し入れもめっきり減り、
   「あ〜、今の生活のままで金がちょくちょく入ってきたら極楽やのになぁ。でも金入って来ぇへんわ」
   と、遠くを見つめながら爪を切った指でお話しします。


 濱口

   この前、加賀まりこさんと一緒にロケに行った。
   1ヶ月ぐらい前にロケに行く予定はあったのだが、その日は雨が降っていて、
   「今日は雨が降ってるからやめましょう」とプロデューサーに言ってやめになった。
   さすが加賀まりこさん。僕は、わがままもここまで行くと芸術だなと思った。
   1ヶ月後・ロケ当日、その日も雨だった。
   多分今日もやめになるやろうと思って、遅刻して行った。みんなものんびりしていた。
   そしたらプロデューサーが飛んできて、
   「加賀さんがすでに、30分前に現地入りしている」と行ってきた。
   ダッシュで現地に行ったが、加賀さんはご機嫌ななめだった。
   スタッフがしどろもどろしてると、加賀さんがついにキレた。
   「もう、ここのスタッフは、段取りが悪いわねぇ!もうこんなんだったら帰るぞっ!」
   と、顔をシワクチャにして怒った。
   スタッフも演者も気合いが入った。それからロケは楽しく進んでいった。
   加賀さんもニコニコと、顔をシワシワにして笑っていた。
   おわり

 有野

   今日、加賀まりこさんに会った。
   いつもはスタジオの中なので、加賀さんの前には「加賀ライト」と名の付くほど、古くから伝わるライトがあり、
   スタジオの中では若々しい加賀さんだが、外のロケでは「加賀ライト」がないので、シワシワやった。
   あの加賀まりこさんがロケに出るというので、ピリピリしているスタッフと演者たちに、加賀さんのわがままも炸裂だ。
   僕の嫁捜しという企画もあったのに、現場に人が少ないということで、自分とこのメイクさんを出してきた。
   何で僕の嫁が40ぐらい行ってそうな加賀さんとこの特殊メイクさんやねん、と思ったが、
   僕はおいしく出るために、「えっ、いいんすか?」と言ったら、「イヤよぉ〜!」てフラれた。
   その他にも、
   「ここのロケではよくしゃべるけど、日テレの4時間特番みたいに人が多いときは全然しゃべんないのよねぇ〜、よゐこって」
   と、街の姉ちゃん相手にこんなことしゃべらはる。その姉ちゃんにももちろんフラれた。
   おまけに、その日でその番組が最後の収録だったのに、
   みんなでそこの現場で軽い打ち上げでもと思ってから、ビールを用意している間に、
   加賀さんの携帯が鳴って、加賀さん帰りはった。
   やっぱ女優ってすごいって思った。
   おわり