'96年 2月 7日   もんたよしのり

 リード文

   週に6日は東京暮らし おまけに本番前
   ステーキ弁当とたこ焼きとミスタードーナツをたらふく食べゲップをしながら
   「あ〜、食い過ぎてしんどい」と言った後、「爪うっとうしい〜」 「青木裕子の乳でかい〜」と、
   とてもじゃないけど今からラジオの生放送をするタレントとは思えない行動をとる僕たちよゐこは
   たくさんの芸能人に会います。そのときの様子を
   「今日はネタないですよ。だって僕、大人になったもん」と言ったのもつかの間、
   フライデーの風俗記事を仕事しているスタッフに見せた手でお話しします。


 濱口

   この前、甘いときに弾む心を持つ男、もんたよしのりさんに会った。
   ウリナリのカラオケ対決の出演者控室で会ったのだ。
   もんたさんはすごく気さくな方で、向こうから話しかけてきてくれた。
   「よゐこはもうこっち住んでんの?」
   あっ、もんたさん僕らのこと知ってる。めっちゃええ声、めっちゃ嬉しい。
   正に夜通し踊りまくりたい「ダンシングオールナイト」な気分になった。
   もんたさんの話はまだまだ続いた。
   「オレなぁ、アフリカめっちゃ好きやねん」 そこからアフリカ話が炸裂していった。
   「アフリカな〜、ノミめっちゃ多いねん。そんでなぁ、夜かいないねんけど、昼なったらめっちゃかいねん」
   もんたさんは、身振り手振りでそこら中をかきまくっていた。その姿もなぜかダンシングに見えた。
   「アフリカな〜」 もんたさんのアフリカ話はまだ続く。
   「アフリカな〜、うんこしてたらみんな見に来よんねん。めっちゃエキゾチックな国やで」
   何がエキゾチックかは分からなかったが、「出番で〜す」と言いに来たスタッフにまで、
   「アフリカな〜」と言ってきた。めっちゃええ人やった。
   おわり

 有野

   今日、もんたよしのりさんに会った。
   もんたさんは本当にアフリカが好きで、なぜ好きかと聞くと、
   「アフリカな〜、オレ基本的にガスも電気もないとこすっきゃで」 何が基本やねん。
   「それにな〜アフリカな〜、オレ便秘気味やから、向こう行ったらちょうどええねん」
   多分腹をこわすということだろう。汚い人や。
   「けどな〜、水もミネラルウォーターと向こうの水をな、最初は薄目にだんだん濃くな薄めていくねん。ほいだらな慣れるもんやで」
   別に慣れたくないけどな。
   「向こう行ったらな、行くほどな、何か人間てすごいなぁて思えんで。めちゃめちゃ図太くなんのが分かるもん」
   とうとう生命の神秘の話になってきた。と思ってたら本番となった。
   もんたさんは、みんなのご要望通り「ダンシングオールナイト」を熱唱してくれた。必要以上に熱唱してくれた。
   あんまり熱唱しすぎて、スタジオのブレーカー落ちた。
   真っ暗な中、もんたさんの白い歯だけがキラリと光り、歌ってはった。
   もんたさん、正にガスも電気もなく地声で熱唱してはった。
   僕は人間すごいなぁと思うより、もんたさんてすごいって思った。
   おわり