'96年 1月31日   織田無道

 リード文

   週に6日は東京暮らし おまけに
   今日は、麩菓子を食べて、屁こいて、おしぼりでナイキの靴磨いて、
   プレイボーイ見て、乳話をしてたぐらいで、何もネタになるようなことをしなかった僕たちよゐこは
   本当にたくさんの芸能人に会います。そのときの様子を
   私生活で何かあったのか、「あの人は浮気せぇへんと言われたら、男はプレッシャーによって浮気しずらいな」
   と、ため息混じりに発言した後、約15分にわたる長いクソに行ったケツでお話しします。


 濱口

   この前、織田無道と会った。
   足の中指の爪、真っ黒やった。
   彼は、すごくバラエティー慣れをしていて、
   自分はどんな立場でどうやったらいいかをディレクターに聞いたり、時には意見したりしていた。
   僕らは、織田無道さんのお寺に修行をしに行ってたので、いろいろ辛いことをさせられそうになっていた。
   しかし、雪が降ったりしてロケ時間がなくなってきた。
   そこでディレクターは、雪や水の修行はやめようと言った。
   しかし、プロ根性丸出しの織田無道さんは、「いや、水は冷たくないです」とか
   「箱根の山の滝に水を浴びに行きましょう。その方が絵面がいいし」とか言い出した。
   結果、箱根の山まで滝に打たれに行ったが、水がなく帰ってきた。
   寺で雪の降る中、水浴びさせられた。めっちゃめちゃ冷たかった。
   無道、むっちゃムカつく。
   おわり

 有野

   今日、織田無道さんに会った。
   お昼過ぎに無道さんのお寺に着いた。
   住職の無道さんがあいさつしてきた。「おはようございます」
   住職、タレント気取りや。
   「メシ食いましたか?何かそばでも取りますよ」
   スタッフを含め、餅やエビやたくさん具の入った、自費でいったら頼まなさそうな豪華なうどんが出てきた。
   食べてる間無道さんは、自分が出たロケの話や、いろんな番組の話をしてくれた。
   ワシら素人か、と思ったけど、僕らはメシをおごってもらってるので、一生懸命盛り上げた。
   「ハハハハ、ホンマですか?」「んなアホな」と僕ががんばってる間、
   濱口、黙って食後のみかん食べてた。しゃべってくれ濱口。
   山に行って帰ってきたら、「小腹がすいたでしょう」と、またおにぎりを一人3個ずつぐらい出してくれた。
   そこで無道さんは、滝に水がなくて本当に申し訳なかったですという話、
   最近の水不足の話、さっきの雪山は寒かったという話。
   その話をしている間、僕は、
   「うわ〜ホンマですか、大変ですねぇ」と、また僕ががんばっている間、
   濱口は「シー、ハー、シー」て言いながら、ストーブの前で自分の体さすってた。
   寒いのはみんな一緒や、濱口。
   夜の10時頃、全部のロケが終わって、無道さんが焼き肉食べに行こうと誘ってくれた。おごりますと言ってくれた。
   けど濱口が、「もう遅いし、行ったら12時回るし、帰りましょう」と、スタッフを通して言った。
   「じゃあ、おしるこでも作ったんで、食べてってください。温まりますよ」と言ったので、
   僕が「じゃあ、ぜひいただきます」と言っていただいた。
   濱口は何かブツブツ言ってた。帰りに聞くと、「オレ、しるこの豆嫌いなんすよね」
   濱口のお椀を見ると、餅と汁がなくて、大量の豆だけ残ってた。
   とことん失礼な、僕の相方・濱口。
   おわり