'06年 5月26日   浜田雅功

 リード文

   今ではすっかり東京暮らし おまけに本番前
   控え室のテレビから流れるCMに、
   「こいつ誰やねん」「誰かの有名人の娘かい」とか「いやぁ〜ん」とか
   一人でブツブツ突っ込んでいた僕たちよゐこは
   いろいろな芸能人に会います。その時の様子を
   多分どこかの女に「これ付けといてね」とお願いされたと思われる、
   きったないマリーちゃんの携帯クリーナーを大事に付けている、軟弱な心でお話します。


 濱口

   この前、番組でダウンタウンの浜田さんにお会いした。
   何度かお仕事させていただいているが、何度会っても最初の何時間かは怖い。
   ビビってロケバスに乗っていると、まだ怖い浜田さんが話しかけてきてくれた。
   先輩が話しかけてきてくれるというのは、普通うれしいのだが、浜田さんは怖い。
   「おい、濱口よ」
   僕は寝たふりを決めようと思っていたのだが、反射的に「はい!」と返事してしまった。
   「何やお前あれ」
   あかん、朝9時前にシバかれる。覚悟を決めた僕に浜田さんが続ける。
   「株や株!あんなもんお前分かるやろ!」
   どうやら浜田さんは、めちゃイケの株のドッキリの回を見てくれたようだ。
   「お前ふざけすぎやで。何であんなもん気づかへんねん」
   とご立腹の浜田さん。何とか納めようと、
   「いやぁ〜、社長まで出てきたのでダマされちゃいました」と僕が言うと、
   「お前腹立つわぁ〜、何やねん!」とおっしゃった。
   今回の株のドッキリで、かわいそうという言葉は何度もかけてもらったけど、
   「腹立つわぁ」は初めてである。
   その後、僕が何を言っても「腹立つわぁ」と笑っていた。
   そうか、こうやってコミュニケーションをとってくれてんねんや。
   すごいなぁ、さすがやなぁ、と思っていると、浜田さんが怖くなくなってくる。
   番組の最後には、「あぁ、こんな方と仕事が出来てうれしいなぁ」とさえ思えてくる。
   しかし、カメラが止まったとき、なぜか僕に1万円をくれた。
   これは怖い。シバかれるより怖い。
   この1万円は死んでも使ったらあかんと思った。
   おわり

 有野

   今日、浜ちゃんことダウンタウンの浜田雅功さんに会った。
   朝一の移動でバスの中はみんな眠ってるだけかと思ったら、
   朝から浜田さんもその日の共演者の木村祐一さんも、ようしゃべってはった。
   僕はその話を真横で外を見てるフリしてギンギンに聞いてた。
   「いや、いくら知り合いでもあの熱愛報道ホンマかぁ〜?とは聞かれへんでぇ」とか、
   「本番中のドッキリやから、おもくそ殴ったってん」とか、
   「この世界で働いてなかったら、オレ犯罪者やわ」とか、
   めっちゃ怖い業界の裏話をしてはった。
   そんな中、僕よりもたち悪く、ネタふりをして盗み聞きしているヤツがいた。
   「おい濱口よ」「はっ、ははぁぁぁぁ〜〜〜〜〜い!!」
   うっとこの濱ちゃん、34才や。
   「知ってたやろ」「いっ、いやっ、知らないっすよ!しゃ、社長まで来たのでダマされてましたわ」
   「うそつけぇ!」「に、にゃ、マジっすよ!」
   とビビりまっくてる濱口に、かっこわるいなぁ、別にシバかれるわけじゃないのにアホちゃうか。
   バシッと答えて「オレもそう思っててん、ありがとう」て言わされへんもんかなぁ、と思ってたら、
   「おい有野、次来るアイドル誰や」
   「はっ、はぁ〜い!榮倉奈々とかですねぇ」
   「…知らんわぁ」
   あかん、実家の両親に何も言わんと当分逃げてくれって言わな、と思ったら、
   帰りに何でか1万円くれた。
   何か怖いから、早速マクドでコーヒー買って崩した。
   うっとこの濱ちゃん、しょっぱいなぁと思った。
   おわり