'05年12月16日   笑福亭鶴瓶

 リード文

   今ではすっかり東京暮らし おまけに本番前
   携帯の画面を手で隠しながら誰かにメールを打っているのか、やばいサイトを見ているのか分からないけど、
   しばらく画面をじっくり見て、満足気に携帯を閉じた僕たちよゐこは
   いろいろな芸能人に会います。その時の様子を
   これまた本番前、スタジオに入ってきた吉岡美穂に、
   「今日は胸ピカピカやな」とか「正月はどうしてんのん」とか
   「僕は2日から休みやねんけど、何も予定無いわ」とか、さりげなく口説きモードに入ったけど、
   ヌルッとかわされた、相変わらずのモテない生き様でお話します。


 濱口

   この前、鶴瓶師匠にお会いした。
   そつなく番組の収録を終えた後、師匠と一緒にロケバスで都内に帰っていた。
   師匠と何かロケバスの中で会話をしなければいけないと思った僕濱口は、
   1週間前に、鶴瓶師匠と一緒に仕事をすると言っていた、極楽とんぼの加藤さんのことを思い出した。
   「師匠、そう言えば加藤さんどうでした?」と僕が尋ねた。
   師匠が言った。「加藤?何や、どこの加藤や」
   僕が言った。「極楽さんです」師匠が黙っているので、僕は続けた。
   「加藤さん心配してたから、どうやったかなぁと思って」
   師匠が何か思い出したように言った。「『鶴の間』か」
   僕が言った。「はいそうです」師匠が言った。「まだや」
   僕は、「そうですか」と話を終わらした。
   周りの空気がおかしいのに気づいた。
   そして、一番大事なことに気づいた。
   「あっ、これ言うたらあかんことや!」時すでに遅し。
   僕が、加藤さんが出演しますと言ってしまった「鶴の間」という番組は、
   鶴瓶師匠が、毎回誰がゲストか教えてもらえず、即興で漫才をするという番組だ。
   僕は師匠に、「聞かなかったことにしてください」とお願いしたが、師匠は、
   「聞いてもうたワシの身にもなってみぃ。そんなこと出来るかい。
    もう頼むから、こんなとこで番組つぶさんといてくれ」と嘆いていた。
   おわり

 有野

   今日、誰がゲストで出てくるか知らないで、本番の登場で初めて対面し、
   即興で漫才をする凄さがお馴染みの、笑福亭鶴瓶さんに会った。
   そんな「鶴の間」の企画の核の部分をバラされた、被害者の鶴瓶さんと犯人・濱口。
   そんな事件の一番の被害者・加藤さんと濱口が、さっき顔を合わしていた。
   「加藤さん、すんませんでした」
   そしたら加藤さん、明らかに何かを押さえた顔で、「う〜ん、別にいいよ」
   「いやでも、スタッフから苦情の電話がいっぱいかかってきたんすけど」と言う濱口。そらそうやろ。
   「みんな加藤さんのこと褒めてましたよ」何のフォローやねん。と思ってたら、加藤さん
   「そんなことより、フレンドパークどうなってんだよ。このオレがサッカーを見ないで
    よゐこの出てるフレンドパーク見てたのによぉ、あのクイズのひどさよ、有野」
   そしたら濱口も、
   「そうっすよ、有野『箱根湯本、湯河原、箱根、箱根』もう客シラーっですわ。ゲラゲラゲラ」
   「そうだろ。『湯本、湯河原、箱根、箱根』何回箱根言うんだよ。ゲラゲラゲラ」
   何でワシいじられなあかんねん!
   そんなにゲラゲラ笑ったまま、加藤さん帰ってった。
   僕全然関係ないのに、とばっちり受けた。
   何が悲しいって、濱口が自分のミスを隠し通して、僕をかばってくれへんかったってことや。
   おわり