'05年10月21日   井筒和幸

 リード文

   今ではすっかり東京暮らし おまけに本番前
   小学生の頃、菊池桃子のファンクラブに入っていたこととか、
   西村知美の握手会に行ったことを自慢気に話して、吉岡美穂にかなり退かれてしまった僕たちよゐこは
   いろいろな芸能人に会います。その時の様子を
   右典くんに「濱口さん、そのTシャツ3週連続ですね」と言われ、
   「えっ、そうか?あっ、そうなんや。この曜日はちょうどTシャツのローテーションの日になってるんや」
   と、苦し紛れのいい訳をしていた、1週間Tシャツ7枚生活のファッションセンスでお話します。


 濱口

   この前、映画監督の井筒さんに会った。
   井筒監督とは、東京のローカル番組で一緒になる。
   その番組で、井筒監督が映画を評論するコーナーがある。
   監督は、ズバズバと映画を斬っていく。
   「こんなもん映画ちゃう!」「こんな映画、オレやったら寝てても作れる!」「映画をナメんな!」
   「金返せ!」「メシ食わせ!」「うんこしたい!」
   監督は、ありとあらゆる映画をめった斬る。
   番組中、監督がしゃべり出すと、もう誰もしゃべれなくなる。
   そんな中、スタッフからオレにあり得ないカンペが出された。
   そのカンペには一言「がんばって」と書かれてあった。
   意味が分からず、生放送なのに「はっ?」という顔をしてしまった。
   それでもスタッフは「監督に負けるな」と書かれたカンペを出した。
   しょうがないので、怒りまくる監督に物申してみた。
   「まあ監督、そうは言いますけど。監督、僕この映画おもしろかったですよ」
   監督が、生放送でキレる。「人を殺す映画のどこがおもろいんじゃ!」
   スタッフのカンペが出た。「いけ」
   僕はしゃあなく見切り発車。
   「いやいや、血がいっぱい出てマンガみたいじゃないですか」
   監督の怒りは頂点に。
   「おまえみたいなヤツがおるからあかんねん!もうお前とは仕事せん!!」
   僕はその後、マジへこみした。
   放送終了後、スタッフから「ダメだよ濱口くん」と肩揉まれた。
   おわり

 有野

   今日、井筒監督に会った。
   井筒監督といえば、「バッチギ!」「ゲロッパ!」「二代目はクリスチャ〜ン!」の一発ギャグが有名だ。
   そんな監督が、生放送中に「この映画おもろないんじゃ!」とキレる。
   「こいつら歴史を何も知らん!」とか「レインボーを封鎖しても他にも橋あるやろ!」とか
   「このコーヒー熱すぎるんじゃ!」とか「ワシ、つけ爪あるからプルタブ開けられへんやろ!」とか、めっちゃキレる。
   その日の朝刊のテレビ欄に、「今夜も井筒がキレる」と書いてあるとおりにキレる。
   「今夜も井筒がブチギレる」と書いてあったら、
   「お化けなんか全然怖ないんじゃ!」とブチギレる。
   でもその日の新聞に、「井筒、今夜はベタ褒め」とあれば、
   「いや、このクリーム煮、ホンマおいしいわ」とベタ褒める。
   あの乱暴者の井筒監督を操れるのは、朝刊のテレビ欄だけみたいや。
   おわり